身なりを整えるビジネスマン

ビジネスで成功を収めているにも関わらず、なんとなく残念なオーラを放っている人を見かけることがあります。

着ている服や持ち物は高級品なのに、なぜそのような印象を与えるのか、それはベクトルが「身だしなみ」ではなく「おしゃれ」に向いてしまっているからです。

エグゼクティブなビジネスマンは「おしゃれ」ではなく「身だしなみ」に気を遣っています。

そこで今回は、ビジネスにおける身だしなみの重要性や、ビジネスシーンに効果的な身だしなみの整え方について詳しく解説します。

ビジネスマンの身だしなみが大切な3つの理由

「身だしなみに気を遣うこと=おしゃれをすること」ではありません。「おしゃれ」が自分本位な視点であるのに対し「身だしなみ」はあくまでも「相手にどう思われるか」という他者からの視点によるものです。

ビジネスマンにとって大切なことは、いかにおしゃれをしているかではなく、いかに身だしなみが整っているかどうかです。

経営者やビジネスエリートの方が身だしなみを整えることには、次のような理由があります。

視覚情報で大半の印象が決まるから

視覚、聴覚、言語の3つの情報のうち、視覚が与える印象が最も高いという「メラビアンの法則」をご存知の方も多いでしょう。このメラビアンの法則によると、人と人とのコミュニケーションのうち、視覚情報による影響は全体の55%を占め、さらに、第一印象は出会った3~5秒で決まるといわれています。[注1]

ビジネスにおいて最も重要ともいえる相手との信頼関係。第一印象で信頼を得るためには、「おしゃれである」という印象よりも「きちんとしている」という印象の方が大切です。そして、きちんとしていることを相手に伝えるために欠かせないものこそが身だしなみなのです。

相手への敬意を表すから

「身だしなみ」の語源は「身を嗜む」ということに由来しており、ここでいう「嗜む」とは「気をつける」「見苦しくないように整える」といった意味を表します。

ビジネスシーンにおいて「見苦しくない」、つまり相手に不快感を与えないことはコミュニケーションをとる上での基本中の基本であり、ビジネススキルのひとつといえます。そして、反対に相手に「見苦しい」と感じさせることは失礼に値し、身だしなみに気を遣うことは相手へ敬意を表すことを意味します。

ビジネスチャンスに繋がるから

書類が山積みになったデスクと、ファイリングされた書類が並ぶデスクでは、必要な書類を素早く取り出せるのはいうまでもなく後者のデスクです。これは身だしなみについても同じことがいえます。パジャマ姿で仕事をしている人と、スーツ姿で仕事をしている人では、急な商談に素早く対応できるのはスーツ姿の人でしょう。

このように、ビジネスをする上で日頃から身だしなみを整えておくことは、チャンスを逃さないことに繋がります。そしてそれは単純に物理的な問題だけではありません。

サイズの合っていない服装や清潔感の服装はそれだけで相手にズボラな印象を与え、「この人に仕事は任せられない」といった目に見えないビジネスチャンスを逃してしまうのです。

[注1]Moodle NBU:Silent Messages[英文][pdf]

ビジネスマンの身だしなみチェック項目

ヘアスタイルのチェック

身だしなみはあくまでも「相手にどう思われるか」を基準にすることが大切であり、自分の基準で「これなら大丈夫」と判断するものではありません。では具体的に何を軸に考えれば良いのかというと、それは「身だしなみの3原則」といわれる「清潔感」「機能性」「調和」の3つの軸です。

まず「清潔感」は最も重要な要素で、相手に不快感を与えない状態であるかどうかがポイントです。次に「機能性」とは、TPOに合ったものであるかどうか、そして「調和」は個性を主張するのではなく、より多くの人に受け入れられることを意味します。

この3つの軸をもとに、ここからはビジネスマンの身だしなみのチェックポイントをご紹介します。

ヘアスタイル

寝癖やフケが付いていないか、定期的にカットされているかなど清潔感をチェックしましょう。さらに、過度な茶髪や流行の取り入れすぎにも注意が必要です。相手によってはそもそも「流行り」と捉えられなかったり、軽率な印象を与えかねません。

表情だけではなく肌の状態も第一印象に大きく影響します。テカテカと脂ぎってたり、潤いがなくカサついている肌は清潔感に欠けます。鼻毛が伸びていたり、ボサボサに放置したり、反対に細く整えすぎている眉毛にも注意。眼鏡の汚れも見落としがちなポイントです。

業界によってはファッションのひとつとして受け入れられている髭ですが、調和という観点からは剃っておいた方がベターでしょう。仮に髭を伸ばす場合は整えられていることが必須条件です。剃り残しはもちろん、目立つ肌トラブルがあると不健康に見られることも。

オーラルケア

マスクをする機会が増え、手を抜きがちなオーラルケアですが、歯の汚れや口臭は全ての身だしなみを台無しにするほど相手に不快感を与えるものです。タバコのヤニやコーヒーなどによる歯の着色汚れがないかをチェックしてください。

口臭は自分では気が付きにくいため、食後の歯磨きや歯科での定期的な口腔内チェックとクリーニングを行いましょう。

体臭

相手の印象を大きく下げるといわれる体臭。[注2]

視覚的には清潔感があっても、汗臭さやワキガ、アルコール臭などの体臭があると不潔と捉えられてしまいます。他人からは注意しづらいデリケートな問題であるため、知らず知らずのうちに周囲を不快にさせていることもあるため、しっかり対策を行いましょう。

服装

シワや汚れがないこと、体のサイズに合っていることはもちろん、夏物のスーツを冬に着るなど、季節感のない服装もNGです。また、奇抜なデザインやパッと見でブランドものとわかるような派手なデザインのものも避けましょう。TPOに合っており、シンプルで落ち着いたデザインのものを選ぶようにしてください。

ビジネスシーンで足元は特にチェックされやすいポイントです。汚れていたり踵がすり減った靴を履いていると「細かいところに気を配れない人」という印象を与えます。服装と同様に奇抜なデザインは避け、オーソドックスなデザインのものがベターです。汚れは常にチェックししっかりと手入れをおこないましょう。

[注2]マンダム:マンダム、職場の身だしなみとニオイに関する意識調査[pdf]

ビジネスマンの身だしなみを整える優先順位とは

鏡で眉毛をチェックする

多忙な経営者やビジネスエリートの方にとって、日々の仕事の傍ら身だしなみを完璧に整えることは決して容易なことではありません。そのため、身だしなみを整える場合は優先順位をつけながら効率よくすすめていきましょう。

そして、全身の中でも特に最優先で整えたい部分は第一印象に影響を与える顔周りです。顔周りを整える場合は、眉毛ケアからスタートするのが即効性もありおすすめです。

眉毛

身だしなみを整える上で眉毛は髪型ほど重視されないことが多いですが、実は眉毛は短期間でグッと印象を変えることのできる重要なパーツです。眉毛そのものの形を大きく変えなくても、眉周りのムダ毛を処理するだけでも清潔感のあるスッキリとした印象になります。

髪型を変えるよりもさりげなく、肌のケアよりも即効性のある眉毛のお手入れは、人と会う機会が多い経営者やビジネスエリートの方におすすめです。

髪型

服装よりも印象に残りやすい髪型は、流行を追ったりおしゃれを意識するよりも、清潔感を意識しましょう。清潔感のある印象を与えるには、多くの人に好まれやすい「ほどよい短髪」がおすすめです。月1回程度の頻度でこまめにカットし、日々のシャンプーでフケやベタつきのない健やかな髪をキープしましょう。

エグゼクティブなビジネスマンにとって肌のケアはもはや常識です。肌のカサつきが気になる人はもちろん、テカリが気になる人も洗顔後には化粧水と乳液で肌を保湿しましょう。また、肌のコンディションを整えるためには良質な睡眠も欠かせません。就寝前の飲酒やカフェインの摂取は控えましょう。

口周りの髭は硬く剃りにくいため、先にもみあげ周辺や頬を剃り、水分が浸透してから剃る方法がおすすめです。また、自分では気付きにくい髭の剃り残しも他人からは意外と目立つもの。特に耳の周辺や喉は見落としがちですので毎回鏡でチェックしましょう。

第一印象をよくするならまずは眉毛から!美容サロンで綺麗に整えよう

経営者やビジネスエリートの方にとって、身だしなみを整えることもビジネススキルのひとつです。身だしなみを整え第一印象を良くすることがより多くのチャンスをもたらします。

そして、身だしなみを整えるならまずは最も短期間かつ効果の出やすい眉毛のケアがおすすめです。ただし、眉毛ケアは失敗すると顔立ちが大きく変わってしまうリスクもあるため、美容サロンでプロに整えてもらう方法が失敗がなくビジネスマンらしい眉毛を手に入れられます。

メンズの眉毛スタイリング実例

好印象を与える眉毛に整えたいビジネスマンの方は、代官山駅から徒歩3分、恵比寿・中目黒から徒歩7分の「メンズ眉毛サロン代官山店」をぜひご利用ください。

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