タブレットを操作する男性

経営者やエリートビジネスマンとして成功するためには、仕事のスキルもさることながら、見た目の印象も重要なポイントとなります。

人に与えるインパクトの大きさは、見た目や態度などの視覚情報が半数以上を占めると唱えた「メラビアンの法則」の産みの親である心理学者アルバート・メラビアンによると、人の第一印象は出会って5~7秒で決まるのだそうです。

第一印象というと髪型や服装などの身なりを気にする方が多いですが、誰しも初対面ではまず相手の顔を見てから身だしなみのチェックに入ります。

つまり対面した瞬間に冴えない顔色をしていると、いくら身だしなみがきちんとしていてもマイナスのイメージが強くなってしまうのです。

鏡を見たときに自分の顔色が気になったら、顔色を改善するための方法を取り入れ、ビジネスチャンスをしっかりつかみ取りましょう。

冷えや貧血に要注意!顔色が悪くなる原因3つ

寝込む男性

顔色が悪くなる原因はいろいろあり、人によっては複数の要因を抱えている場合もあります。

顔色の度合いはもちろん、普段の体調も考慮して、自分の顔色の悪さは何が原因なのかしっかり把握しましょう。

原因1. 体の冷え

顔色がよいことを「血色がよい」と表現しますが、これは比喩ではなく文字通りの意味で、血行と顔色には密接な関係があります。

顔はほかの部位よりも皮膚が薄いぶん、毛細血管を通る血液の色が表面に出やすいため、血液の量によって顔色が大きく左右されます。

血行がよい人は赤みが差して健康的な顔色をしていますが、体の冷えなどで皮膚の血管が収縮していると、血流が滞ってくすんだ顔色になってしまいます。

体の冷えは女性に起こりやすい症状ですが、エアコンが効きすぎた職場でのデスクワークや運動不足、冷たい飲食物の摂り過ぎ、ストレスなども冷えの原因となるため、最近は男性でも体の冷えに悩まされる人が増えています。

冷えの自覚がない場合でも、体温が35度台と低い場合は知らないうちに体が冷えていることがあるので要注意です。

原因2. 貧血

血液は酸素や栄養素を体内に運搬する働きを担っていますが、何らかの理由で血液中の赤血球の容量が減少すると、全身が酸素不足になって倦怠感やめまいといった貧血症状が現れ始めます。

貧血が起こる原因はいろいろありますが、最も多いのは赤血球細胞内に存在するたんぱく質「ヘモグロビン」を構成する鉄分の不足によるもので、特に「鉄欠乏性貧血」と呼ばれています。

ヘモグロビンは血液の色のもとでもあり、酸素と結合すると鮮やかな赤色(鮮紅色)になるため、ヘモグロビンの量が正常なときは血色のよい顔色になります。

ところが貧血になってヘモグロビンの量が減少すると、酸素が供給されにくくなり、鮮やかな色の血液が流れにくくなります。

その結果、顔色が黄色っぽく変色し、くすんだ印象を与えるようになります。

貧血になると爪の色が白っぽくなったり、動悸や息切れ、めまい、倦怠感などの体調不良が起こったりするので、これらの症状が合わせて出る場合は貧血を疑いましょう。

貧血も冷え同様、女性に多い症状ですが、男性でも貧血の症状が出ることはあります。

女性の場合は月経による出血や無理なダイエットが原因であるケースがほとんどですが、男性の場合、胃や十二指腸潰瘍、胃がん、大腸ポリープ、大腸がんといった疾患による可能性もあるので、女性以上に注意が必要です。

原因3. 肝機能の低下

肝臓は三大栄養素のひとつであるたんぱく質の合成や貯蔵のほか、有害物質の解毒や分解、食べ物の消化に必要な胆汁の合成・分泌などさまざまな役割を担っています。

そのため、暴飲暴食やアルコールの過剰摂取などで肝臓に負担をかけると、肝機能が低下して体にさまざまな不調が現れるようになります。

特に胆汁が血中に流出した場合、黄疸の症状が出始めて顔色や白目が黄色っぽくなってきます。肝臓は沈黙の臓器とも呼ばれており、機能が低下してもすぐに自覚症状が現れることはありません。

何らかの症状が出始めたらかなり肝機能が弱っている証拠なので、早めに対策を講じる必要があります。

食生活の見直しやボディケアがおすすめ!顔色を改善する方法3選

湯船に浸かる男性

何らかの疾患を抱えている場合は病院で適切な治療を受ける必要がありますが、血行不良や軽度の貧血が原因であれば、日常生活を見直すだけでも顔色の改善が期待できます。

具体的にどんな方法が有用なのか、おすすめの方法を3つ紹介します。

方法1. 入浴や暖かい飲食物で体を温める

気温が下がる冬場だけでなく、夏場もエアコンの効いた部屋で長時間過ごしたり、冷たい飲食物を摂取しすぎたりすると体が芯から冷えてしまいます。

職場のエアコンを調整するのは難しいかもしれませんが、膝掛けを使ったり、保温性の高いインナーを着用したりして体が冷えすぎないよう注意しましょう。

また、入浴はシャワーだけで済ませず、きちんとバスタブに浸かって体を芯からしっかり温めることが大切です。

食べ物や飲み物は暑いからといって冷たい物ばかり摂取せず、温かい物または常温の物を食べるよう意識すると冷えから来る血行不良の改善に役立ちます。

方法2. 鉄分の多い食べ物を摂取する

鉄欠乏性貧血は鉄分の不足によって起こるので、日頃の食事で鉄分を補給するよう努めましょう。

厚生労働省がまとめた日本人の食事摂取基準によると、1日の鉄の食事摂取推奨量は、男性の場合、18~29歳で7.0mg、30~49歳で7.5mgとされています。

一方、女性は月経がある分やや多く、15歳以上なら10.5mg/日の摂取が推奨されています。[注1]

鉄分を多く含んでいる食材はいろいろありますが、鉄分には吸収率の高いヘム鉄と、吸収率の低い非ヘム鉄の2種類があり、前者は赤身の肉や魚などに多く含まれています。

一例を挙げると、豚レバーは30gで3.9mg、めじまぐろは70gで1.3mgの鉄分を含んでおり、効率よく鉄分を摂取できます。[注2]

ただ、日本人が食事から摂取する鉄分のおよそ85%以上は吸収率の低い非ヘム鉄なので、非ヘム鉄の吸収率を助ける良質なたんぱく質やビタミンCを合わせて摂取するのがおすすめです。

ただ、鉄分を意識的に摂取しても、暴飲暴食していては意味がありません。肝機能の低下につながることは避け、3食バランス良く食事を摂ることを習慣にしましょう。

方法3. 適度な運動やストレッチを行う

血液はポンプの役割を担う筋肉によって全身を循環しているため、筋肉が衰えたり、凝り固まったりすると血液の流れが滞りがちになります。

特に車や電車などで移動するビジネスマンは日頃から運動不足に陥りがちなので、日々適度な運動を心掛けるようにしましょう。

ただ、日頃動かない人間がいきなり運動を始めようとすると体を痛めてしまう可能性がありますので、最初は軽いストレッチからでもOK。

凝り固まった筋肉をほぐすだけでも血液の流れをスムーズにする効果が期待できます。

[注1]厚生労働省:日本人の食事摂取基準(2015年版)概要[pdf]
[注2]厚生労働省:鉄欠乏性貧血[pdf]

顔色の改善には日々の努力が必須!手間と時間が惜しいならエステサロンでケアしよう!

顔色の悪さは血行不良や貧血が原因であるケースが多いですが、どちらも日頃の運動不足やストレス、生活習慣の乱れなどに起因しています。

食事の見直しや適度な運動、ゆっくりした入浴など、日常生活に工夫を取り入れれば快方に向かいますが、セルフケアでは劇的な改善を見込むことはできません。

ビジネスは待ったなしですので、顔色の悪さを少しでも早く解消したいときは、エステサロンでプロに特別なボディケアをしてもらうのがおすすめです。

代官山駅から徒歩3分、恵比寿・中目黒から徒歩7分の好立地にあるメンズ専門エステサロンTransATT(トランザット)なら、顔の印象を整えるフェイシャルケアを月謝3万円前後で、月3回まで受けることができます。

施術経験5年以上のベテランが、それぞれ独自の技術を盛り込んだこだわりの施術を提供してくれるので、セルフケアとはまったく違う体験と結果を期待できるでしょう。

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